オーケストラの概要

Asian Youth Orchestra(AYO)

アジアユースオーケストラ
設立:ユーディ・メニューイン/リチャード・パンチャス
1990年8月の初回公演はユーディ・メニューイン指揮による

1990年メニューインとパンチャスが設立、アジアの優秀な若手音楽家が集い6週間活動する一夏限りのオーケストラ。2010年高松宮殿下記念世界文化賞若手芸術家奨励賞、2015年第20回日経アジア賞 文化・社会部門受賞。

世界的著名ヴァイオリニストであったユーディ・メニューインと上海音楽院で教鞭を持ち、アジアの音楽発展に長年携わってきたリチャード・パンチャスの二人によってアジア初のプレプロフェッショナルオーケストラとして設立され、著名な指揮者やソリストとの高度な学習・演奏・海外演奏旅行を提供し、1990年8月の初回公演はメニューインが指揮。これまでにアジア・ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリアで430回の公演を行い100万人以上の観客を魅了してきた。

毎年アジア各地(中国、香港、台湾、日本、韓国、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの11カ国・地域)で行われる厳しいオーディションから選出された17歳から29歳までの約100名の才能豊かな若い音楽家が、授業料なしの文化交流の夏季講習として実施される。香港などにて3週間のリハーサルキャンプ、アメリカ・ヨーロッパ(ボルティモア交響楽団・ボストン交響楽団・アトランタ交響楽団・ミラノスカラ座)などから来る講師陣の指導を受け、国際的に活躍する著名な指揮者やソリストとともに3週間の演奏ツアーを行い、一夏6週間限りのオーケストラとして活動を行っている。

1990年の初コンサート以来アジアの音楽発展に深く関わってきたAYOは、1996年ベトナムにて50年ぶりの国際的オーケストラとして、1997年には香港と北京で行われた香港返還式にて作曲家タン・ドュンの「交響曲1997」をチェロ奏者ヨーヨーマとともに世界初演を行った。アジアのみならず、アメリカ・ホワイトハウス、国連本部、ニューヨークのエイベリーフィッシャーホール、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ベルリンのコンツェルトハウス、ウィーンのコンツェルトハウス、シドニーのオペラハウスなど欧米でも数々の演奏をしている。

PAGETOP